本学会は、1967年に発足した「味と匂の集談会」が母体となっております。以来、「味と匂のシンポジアム」、「味と匂のシンポジウム」と名前の変遷を経て、1991年に現在の日本味と匂学会が設立されました。味と匂に関する科学の広範な研究の進展を図るため、学術大会を年1回開催しております。また、日本味と匂学会誌を年3回刊行し、メーリングリストや学会ホームページを活用することで、会員の交流を促進するとともに広く学会の活動を発信しております。さらに、顕彰事業などを通して若手研究者の育成にも積極的に取り組んできました。近年は、アジア地区連携シンポジウムを開催するなど、国際化の促進をはかっております。2016年には、6月5日から9日まで横浜で第17回嗅覚味覚国際シンポジウム(17th ISOT)が開催されます。2016年は、本学会の創立50周年にあたる節目の年でもあります。日本味と匂学会は、次の50年に向けて新たな歩みを進めます。