学会誌6巻 2号(1999年8月)

目次

巻頭

  • 腹八分目で共同研究を  佐藤 俊英

総説

  • 昆虫の脳における匂い情報の処理と行動発現  神崎 亮平・藍 浩之・岡田浩太郎・熊谷 恒子
  • エタノールの味  梶浦 英明・横向 慶子・大野 俊彦

総説特集:味覚と食性

  1. 特集にあたって—動物にとってのおいしさとは何か  伏木 亨
  2. 動物の進化と食性:動物の食行動はいかに環境に順応してきたか  増井 光子
  3. 食性と唾液・味覚:食物による唾液タンパク質の誘導  二ノ宮裕三・勝川 秀夫
  4. 魚類化学感覚器のアミノ酸に対する応答  庄司 隆行
  5. 味覚からみた霊長類の採食戦略  上野 吉一
  6. 口と腸における味覚装置の形態  岩永 敏彦
  7. ほ乳動物の食性と消化管の構造・機能  坂田 隆

原著

  • 嗜好飲料の香りによる脳波の変化:コーヒーおよびウイスキーの香りがα波におよぼす影響  松尾 祐子
  • 高齢者の嗅覚機能に関する調査研究—嗅覚機能と年齢、痴呆、ADL、基礎疾患および食事形態についての比較検討—  峰平香緒吏・久米村 恵・正木 恭介

技術ノート

  • 脳神経活動の光学的計測  井濃内 順
  • 行動中のラットにおける鼓索神経味応答の記録法  松尾 龍二

シリーズ 味と匂研究とComputer-4

  • 味覚の電気生理学的研究に応用可能なコンピューターシステム  硲 哲崇・八十島安伸

海外だよりと感想記

  • Saarland大学医学部第2生理学研究所Lindemann研究室  中村 整
  • 韓国標準科学研究院および国立忠南大学の訪問と講演  外池 光雄
  • 奥様のアメリカ日記  松岡 淳子
  • Robert P.Erickson退職記念会議に出席して  長井 孝紀

研究室紹介

  • 九州大学大学院理学研究科生物科学専攻細胞機能学講座  谷村 禎一
  • 九州大学大学院システム情報科学研究科電子デバイス工学専攻都甲研究室  柳澤 静子
  • 京都府立医科大学物理学教室  花井 一光

ニュースコラム

  • 中年のにおい  柏柳 誠

書評

  • においを操る遺伝子  二ノ宮裕三
  • 味とにおいの分子認識  井元 敏明
  • 匂いの謎—嗅覚の世界を探る  外崎 肇一

学会事務局報告

  • 運営委員会議事録  外池 光雄
  • 会員異動
  • 1998年度決算報告(案)

1999年度日本味と匂学会第33回大会案内(第2報)  鳥居 邦夫・二宮くみ子

関連集会案内

  • ARISE国際シンポジウム案内
  • 「ヒトは何故にみどりの香りによってリフレッシュされるのか!」—植物とヒトの不思議な関係の実証的基礎研究—

研究助成案内

  • うま味研究会研究助成案内

編集後記  鈴木 教世

PAGETOP