大会情報2008年度日本味と匂学会第42回大会

概要

「2008年日本味と匂学会第42回大会 プログラム・予稿集」

  • 会期:2008年9月17日(水)〜20日(土)
  • 会場: 富山市民プラザ
  • 大会長:西条 寿夫(富山大学大学院医学薬学研究部システム情動科学)
  • 懇親会:名鉄トヤマホテル4階 瑞雲の間

プログラム

  • 日本味と匂学会賞受賞者講演|グルタミン酸シグナルの生体における役割
    鳥居邦夫(味の素株式会社ライフサイエンス研究所)
  • 招待講演(2題)
    座長:將積日出夫(富山大学大学院医学薬学研究部)、西条寿夫(富山大学大学院医学薬学研究部)

    1. Interactions between the chemical senses. Thomas Hummel (University of Dresden Medical School)
    2. Gustatory Reward in the Brain. Ralph Norgren (The Pennsylvania State University)
  • 日本味と匂学会研究奨励賞受賞者講演(2題)
    1. 味覚神経応答記録による味細胞−味神経間結合形成および味覚受容伝達機構の解析
      安松啓子(九州大学大学院歯学研究院口腔機能解析学)
    2. スティック型嗅覚検査法の臨床的有用性と国際的共用の可能性
      小林正佳(三重大学大学院医学系研究科耳鼻咽喉・頭頸部外科)
  • 日本味と匂学会論文賞(5論文)
    1. 舌上におけるGタンパク共役型脂肪酸受容体の発現
      松村成暢、水重貴文、米田武志、眞鍋康子、都築巧、井上和生、岩永敏彦、伏木亨(京都大学大学院農学研究科食品生物科学専攻、北海道大学医学研究科組織細胞学分野)
    2. ヒト胆管由来細胞株HuCCT1およびヒト結腸由来細胞株Caco-2におけるTIR1遺伝子のプロモーター領域の解析
      豊野孝、瀬田祐司、片岡真司、豊島邦昭(九州歯科大学口腔組織機能解析学分野)
    3. 3.GABAの味覚テストによる味感覚への関与と香辛料成分によるGABA合成酵素の活性制御について
      久木久美子、和田和子、篠原香菜子、中村友美、植野洋志(奈良女子大学大学院人間文化研究科、大阪国際大学短期大学部家政科、奈良女子大学生活環境)
    4. 嗅細胞の軸索に発現するTRPV2の生理的意義
      神山直也、松井等、高草木薫、柏柳誠(旭川医科大学医学部生理学講座)
    5. 12種の匂い物質に対する嗅細胞応答プロファイル
      古殿雄一、高橋香縁、曽根幸夫、廣野順三、佐藤孝明(日本たばこ産業たばこ中央研究所、産業技術総合研究所セルエンジニアリング研究部門)
  • シンポジウム1(英語セッション)|味と匂とその周辺〜食べる方と食べられる方〜Taste, smell and their surrounding〜Eating side and eaten side〜(4題)
    座長:硲 哲崇(朝日大学歯学部)・林由佳子(京都大学大学院農学研究科)

    1. Modulation of the threshold of action potentials in olfactory receptor cells. Fusao Kawai (Department of Physiology, School of Medicine, Fujita Health University)
    2. Mastication and swallowing: We eat food during wakefulness but what can we eat during sleep? Takafumi Kato (Matsumoto Dental University, Institute for Oral Science)
    3. Influence of the interfacial region of food emulsions on the food quality. Kentaro Matsumiya (Laboratory of Quality Analysis and Assessment, Graduate School of Agriculture, Kyoto University)
    4. Hydrocolloids as key ingredients in developing novel food Products-Focusing on texture control of nursery foods- Takahiro Funami ( Hydrocolloid Lab., San-Ei Gen F.F.I.,Inc.)
  • シンポジウム2(英語セッション)|アジア地区研究者との連携シンポジウム Special symposium cooperated with Asian scientists(4題)
    座長:ニノ宮裕三(九州大学大学院歯学研究院)・東原和成(東京大学大学院新領域創成科学研究科)・木村 毅(味の素株式会社)

    1. Expression of taste receptors in submandibular and von Ebner salivary glands. Kyung-NyunKim (College of Dentistry, Kangnung National University, Kangnung, KOREA)
    2. Korean traditional soy souce as a primary seasoning for UMAMI or KOKUMI:possible contribution of naturally occurring Peptides on aging. MeeRa Rhyu (Food Function Research Center,Korea Food Research Institute)
    3. Optical imaging of olfactory sensory code transformation. Wei R. Chen ( Yale University Department of Neurobiology, New Haven,CT,USA)
    4. Applications of small animal MRI in olfactory studies. Fuquiang Xu, Anan Li( Wuhan Institute of Physics and Mathematics, the Chinese Academy of Science)
  • シンポジウム3|食情報調節の仕組み(5題)
    座長:小野武年(富山大学大学院医学薬学研究部)・鳥居邦夫(味の素株式会社)

    1. オーバービュー
      鳥居邦夫(味の素株式会社ライフサイエンス研究所)
    2. 味覚と嚥下反射−嚥下障害患者におけるうま味の効果−
      梅崎俊郎(九州大学医学研究院耳鼻咽喉科)迷走神経のアミノ酸応答 新島旭(新潟大学医学部)
    3. 栄養素摂取と脳応答
      近藤高史、釣木澤朋和、鳥居邦夫(味の素株式会社ライフサイエンス研究所)
    4. 脳による食行動の調節機構 小野武年(富山大学医学薬学研究部)
  • シンポジウム4|嗅覚研究の進歩 基礎と臨床(8題)
    座長:柏柳誠(旭川医科大学生理学講座)、三輪高喜(金沢大学大学院医学系研究科)

    1. ダイナミックに脱落・新生する嗅細胞におけるTRPV2チャネルの役割と再生医療への応用の可能性
      柏柳誠(旭川医科大学生理学講座神経機能分野)
    2. 補完代替医療としての森林浴:樹木の香りの抗ストレス作用
      佐々木和男、梅野克身、小野武年、西条寿夫(富山大学大学院理工学研究部生命科学、富山大学大学院医学薬学研究部システム情動科学)
    3. 嗅覚ナノテクノロジーによる嗅覚感度操作の理論、実践と応用
      竹内裕子、引地聰、倉橋隆(大阪大学大学院生命機能研究科生体ダイナミクス講座生理学研究室,花王株式会社香料開発研究所)
    4. 「日常のにおいアンケート」を用いた嗅覚評価
      都築建三、竹林宏記、岡秀樹、深澤啓二郎、三輪高喜、阪上雅史(兵庫医科大学耳鼻咽喉科、金沢大学耳鼻咽喉科)
    5. 臨床応用可能な嗅神経アイソトープイメージングの開発
      志賀英明、鷲山幸信、広田京子、土田明日香、小川数馬、山口博司、間賀田泰寛、天野 良平2、三輪高喜、古川 仞(金沢大・院医・感覚運動病態、 金沢大・院医・先端医療技術,金沢大・学際科学セ・トレーサー情報解析、浜松医大・光量子医学研究セ・ゲノムバイオフォトニクス)
    6. グルココルチコイドの嗅上皮への作用について−嗅上皮再生機能への影響−
      高野澤美奈子(自治医科大学耳鼻咽喉科)
    7. 嗅神経細胞の再生研究
      土井清司(神戸大学大学院医学研究科耳鼻咽喉科頭頸部外科学分野)
    8. 外傷性嗅覚障害の予後改善のための基礎研究
      小林正佳(三重大学大学院医学系研究科耳鼻咽喉・頭頸部外科)
  • シンポジウム5|化学受容から行動までの情報ハイウェイ(味覚)(4題)
    座長:八十島安信(大阪大学人間科学研究科)

    1. 味細胞の細胞型と応答特性
      吉田竜介、村田芳博、安尾敏明、上瀧将史、柳川右千夫、小幡邦彦、植野洋司、Robert F.Margolskee、ニノ宮裕三(九州大学大学院歯学部口腔機能解析学、群馬大学大学院医学部遺伝発達行動、理科学研究所、奈良女子大生活環境学部応用微生物、マウントシナイ大学医学部)
    2. 甘味旨味情報の神経伝達経路
      松本一朗、鷹本真、吉原良浩、阿部啓子(東京大学大学院農学生命科学研究科、理化学研究所脳科学総合研究センター)
    3. 脳のナトリウムセンサー
      渡辺英治、檜山武史、野田昌晴(自然科学研究機構基礎生物学研究所)
    4. 味覚嫌悪学習における脳内報酬系の役割
      乾賢、山本隆、志村剛(大阪大学人間科学研究科行動生理、畿央大学健康科学看護医療)
  • ポスターセッション|味関係94題、匂関係73題、計167題
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