大会情報2005年度日本味と匂学会第39回大会

概要

「2005年日本味と匂学会第39回大会 プログラム・予稿集」

  • 会期:2005年9月26日(月)〜28日(水)
  • 会場:岩手県民会館・(味と匂のセミナー)岩手県民会館2階中ホール
  • 大会長:北田 泰之(岩手医科大学歯学部口腔生理学講座)
  • 懇親会:ホテルメトロポリタン盛岡New Wing

プログラム

  • 招待講演(Growth factor and morphogen regulation of taste papilla and taste neuron development. Charlotte M. Mistretta (Department of Biologic and Materials Sciences, School of Dentistry, University of Michigan, Ann Arbor, MI, U.S.A.))
    座長:脇坂聡(大阪大学大学院歯学研究科)
  • 高砂研究奨励賞受賞者講演(2題)
    1. 味覚嫌悪記憶系と味覚報酬系との相互作用
      八十島安伸(福島県立医科大学・生体情報伝達研究所)
    2. 匂いとフェロモンの受容メカニズムの研究
      東原和成(東京大学大学院・新領域創成科学研究科)
  • シンポジウム1|「おいしさの科学基盤を探る」(3題)
    オーガナイザー:伏木 亨(京都大学大学院農学研究科)

    1. 霊長類からヒトへ:おいしさの進化
      上野吉一(京都大学・霊長類研究所・人類進化モデル研究センター)
    2. やみつきのおいしさ.現代人の食行動のモデル
      伏木亨(京都大学・農学研究科・食品生物科学専攻)
    3. おいしさの脳科学
      山本 隆(大阪大学大学院・人間科学研究科)
  • ワークショップ1|「味覚と生体応答・摂食行動」(8題)
    オーガナイザー:磯野邦夫(東北大学大学院情報科学研究科)・小橋基(岡山大学大学院医歯薬学総合研究科)

    1. ショウジョウバエの摂食行動における甘味受容体と甘味応答ニューロンの役割
      森田ひろみ・古波津創・篠崎賢次・磯野邦夫(東北大・院情報・情報生物)
    2. ゴンズイの遊泳行動リズム:味覚と嗅覚入力の効果
      清原貞夫・笠井聖仙(鹿児島大学・理学部・生命化学科)
    3. C57BL/6マウスの各種糖アルコールに対する味覚受容特性
      硲哲崇・宜保諒・杉村忠敬・山本 隆(朝日大学・歯学部・口腔機能修復学講座・口腔生理学分野、大阪大学大学院・人間科学研究科・行動生理学分野)
    4. ニューロペプチドY-Y1受容体を介した胃近位部の食物受け入れ応答
      小橋基・城田恵祐・玄 松玉・島谷祐一・美藤純弘・松尾龍二(岡山大学・大学院医歯薬学総合研究科・口腔生理学分野、東京女子医科大学・医学部・生理学講座)
    5. ラット腹側淡蒼球へのGABAA受容体阻害薬投与によって味覚嫌悪学習の想起が阻害される
      乾賢・志村剛・山本隆(大阪大学大学院・人間科学研究所・行動生理学)
    6. ヒト血漿レプチン濃度と甘味感受性との相関
      中村由紀・太田理絵・山口登・城崎慎也・山下善久・古谷野 潔・野中和明・重村憲徳・ニノ宮裕三(九大院・歯・口腔機能、さかきばら歯科医院、九大院・歯・口腔予防、九大院・歯・咀噛機能再建、九大院・歯・小児口腔)
    7. ヒトの高濃度食塩水による三叉神経応答の有無
      小見山彩子・小早川 達・後藤なおみ・戸田英樹・斉藤幸子・池田稔・木田亮紀(日本大学・医学部・耳鼻咽喉科、(独)産業技術総合研究所・人間福祉医工学研究部門)
    8. ヒトにおける咽頭・喉頭部および舌の化学刺激による嚥下誘発
      矢作理花・内山偉誠・奥田-赤羽和久・松本範雄・北田泰之(岩手医科大学・歯学部・口腔生理学講座)
  • シンポジウム2|「味覚の受容から認知に至るしくみ一最近のトピックスー」(5題)
    オーガナイザー:阿部啓子(東京大学大学院農学生命科学研究科)

    1. 味覚関連遺伝子の探索とその機能解析
      日下部裕子・進藤洋一郎・三浦裕仁・金 美令・清水真都香・ニノ宮裕三・日野明寛((独)食品総合研究所、アサヒビール(株)、鹿児島大学大学院・医歯学総合研究科、九州大学大学院・歯学研究院)
    2. 味細胞の成熟と分泌型ホスホリパーゼA2の発現
      松本一朗(東京大学大学院・農学生命科学研究科)
    3. 味蕾におけるATP受容体の発現
      片岡真司・豊野 孝・瀬田祐司・河野亮子・豊島邦昭(九州歯科大学・健康促進科学専攻・生命科学講座・口腔組織機能解析学分野)
    4. 脳へ味を伝える:味のニューラルコーディングチャネルの形成
      吉田竜介・重村憲徳・安松啓子・ニノ宮裕三(九州大学大学院・歯学研究院・口腔機能解析学)
    5. 人間の味覚認知に関わる脳内機構—生理学と心理学の橋渡し—
      小早川達・斉藤幸子・小川 尚・脇田真仁・池田稔・小野田恵子(産業技術総合研究所・人間福祉医工学研究部門、熊本機能病院、熊本大学・医学部、日本大学医学部)
  • シンポジウム3|「嗅覚研究の新潮流」(4題)
    オーガナイザー:椛秀人(高知大学医学部)・東原和成(東京大学大学院新領域創成科学研究科)

    1. 嗅覚嫌悪学習の神経基盤
      奥谷文乃(高知大学医学部・神経統御学講座・統合生理学)
    2. 非侵襲的脳機能イメージング法による嗅覚情報処理機構の解明
      笹部哲也・小林真之・渡辺恭良(大阪大学大学院・院歯・顎口腔病因病態制御学、高次脳口腔機能総合学、大阪市立大学大学院・院医・システム神経科学)
    3. におい知覚の脳内メカニズム:匂い行動実験を用いたアプローチ
      内田直滋(コールドスプリングハーバー研究所)
    4. 嗅細胞の個性獲得と軸索投射 Neuronal identity and axonal projection of olfactory sensory neurons.
      坂野仁(東京大学大学院・理学系研究科)
  • ワークショップ2|「匂いの認知一下等動物からヒトまで」(8題)
    オーガナイザー:市川眞澄(東京都神経科学総合研究所)・小早川達(産業技術総合研究所)

    1. 深海棲等脚類オオグソクムシの化学感覚行動
      鈴木教世・高畑雅一・庄司隆行・田中 慧(日本化学感覚研究所、北海道大学大学院・理学研究科・生物科学専攻・行動知能学、東海大学・海洋学部・水産学科・水産資源開発課程)
    2. ゴンズイの群認識におけるホスファチジルコリンの機能解析
      松村幸一・松永茂樹・伏谷伸宏(東京大学大学院・総合文化、東京大学・大学院・農学生命科学、北海道大学・大学院)
    3. アフリカッメガエルは主嗅覚系でフェロモンを認知しているか?
      伊藤敦子・市川眞澄・森 裕司・山岸公子(東京都臨床医学総合研究所・一分子、東京都神経科学総合研究所、東京大学大学院・農学生命科学研究科)
    4. シバヤギ嗅上皮におけるフェロモン受容体遺伝子およびGαi2の局在
      若林嘉浩・大蔵 聡・岡村裕昭 ・森 裕司・市川眞澄(東京都神経科学総合研究所・基盤技術部門、日本学術振興会・特別研究員、農業生物資源研究所・神経内分泌研究チーム、東京大学・農学部・獣医動物行動学研究室)
    5. 香りの単純接触効果
      庄司健・田口澄恵・寺嶋有史((株)資生堂・製品開発センター・香料開発室)
    6. 果実系香料を用いた食肉製品の感性評価とその構造分析
      熊王康宏・國枝里美・神宮英夫(米久株式会社・CS推進室、高砂香料工業株式会社、金沢工業大学情報フロンティア学部)
    7. 認知的要因がにおいの知覚に及ぼす影響:持続提示した酢酸エチルに及ぼす教示の効果 斉藤幸子・戸田英樹・杉山東子・小早川 達((独)産業技術総合研究所・人間福祉医工学研究部門、斉藤幸子味覚嗅覚研究所、筑波大学)
    8. 断続提示されるにおい刺激に対する感覚強度変化:認知的要因および性格特性の影響 
      小林剛史・小早川達・秋山幸代・戸田英樹卸・斉藤幸子(文京学院大学・人間学部・心理学科、(独)産業技術総合研究所・人間福祉医工学研究部門、日本体育大学・スポーットレーニングセンター、筑波大学・工学研究科、斉藤幸子味嗅覚研究所)
  • 味と匂のセミナー演題と話題提供者(3題)
    1. ショウジョウバエ触覚葉内のGABA介在性神経連絡
      岡田龍一(京都大学大学院農学研究科昆虫生理学分野)
    2. 線虫の化学感覚と化学走性行動—味と匂いの比較生理学—
      松浦哲也(岩手大学工学部福祉システム工学科福祉生体工学講座)
    3. チャコウラナメクジの中枢における嗅覚情報処理
      渡辺恵(東京大学大学院薬学系研究科神経生物物理学教室)
  • ポスターセッション|味関係70題、匂関係41題、計111題
PAGETOP