大会情報2003年度日本味と匂学会第37回大会

概要

  • 会期:2003年9月24日(水)〜26日(金)
  • 会場:岡山衛生会館 三木記念ホール・(味と匂のセミナー)三木記念ホール3階
  • 大会長:松尾 龍二(岡山大学大学院医歯学総合研究科口腔生理学分野)
  • 懇親会:おかやま三光荘3階パブリゾン

プログラム

  • 招待講演(Brain stem circuits that process taste information. Robert M. Bradley (Department of Biological and Materials Sciences, School of Dentistry, University of Michigan, Ann Arbor, MI, U.S.A.)
    座長:北田泰之(岩手医科大学歯学部)
  • 高砂研究奨励賞受賞者講演(2題)
    1. 咽頭喉頭化学受容器による胃収縮性調節とその神経機構
      小橋 基(岡山大学・大学院医歯学総合研究科・口腔生理学分野)
    2. 他覚的嗅覚検査の実現を目標とした嗅覚の非侵襲的計測
      石丸 正(公立南砺中央病院・耳鼻咽喉科)。
  • シンポジウム1|「おいしさのスケール確立に向けて」(5題)
    オーガナイザー:都甲潔(九州大学大学院システム情報科学研究院)・南戸秀仁(金沢工業大学高度材料科学研究開発センター)

    1. おいしさの原点と展開の諸相
      山口静子(東京農業大学・応用生物科学部・栄養科学科)
    2. 味覚センサーで味と香りを測る
      池崎秀和・都甲 潔((株)インテリジェントセンサーテクノロジー、九州大学大学院システム情報科学研究院電子デバイス工学部門)
    3. 匂いセンサを用いた果実フレーバの計測
      中本高道(東京工業大学・理工学研究科)
    4. テクスチャーセンサーの新展開—多素子感圧センサーによる食感測定のシステム開発について—
      東 輝明・細谷 聡・神山かおる・清水義雄(ニッタ(株)・RETS事業部・センサG、信州大学・繊維学部・感性工学科、(独)食品総合研究所・食品機能部・食品物理機能研究室
    5. おいしさの感性情報処理
      外池光雄・山口雅彦・山本千珠子・山本 隆・永井 元・嘉悦 勲(独立行政法人・産業技術総合研究所・ライフエレクトロニクス研究ラボ、大阪大学大学院・人間科学研究科・行動生態学講座、サントリー株式会社・東京支社・商品開発研究部、近畿大学・理工学部・原子炉工学科)
  • ワークショップ1|「匂いと香りの最前線」(8題)
    オーガナイザー:鈴木裕子(東日本学園大学歯学部)・三輪高喜(金沢大学大学院医学系研究科)

    1. 濃縮管と水晶振動子ガスセンサアレイを用いた高湿度下の口臭原因物質のセンシング
      伊藤淳二・中本高道・植松 宏(東京医科歯科大学・大学院医歯学総合研究科・老化制御学系専攻・口腔老化制御学講座・口腔老化制御学分野、東京工業大学・理工学研究科・電子物理工学専攻)
    2. in vitroでの鋤鼻ニューロンの成熟
      守屋敬子・長田俊哉・石松由規・小林哲幸・市川眞澄(都神経研・基盤技術、お茶大院・人間文化、東工大院・生命理工、東邦大院・理)
    3. モルモット嗅皮質における匂い濃度の符号化
      須貝外喜夫・宮澤 徹・吉村 弘・小野田法彦(金沢医科大学・第一生理学、金沢医科大学・耳鼻咽喉科学3金沢医科大学・口腔科学)
    4. いくつかのカルボン応答レセプタの局在ゾーンの同定と発現細胞数の比較
      来住美和子・坪井昭夫・廣野順三・浜名洋・坂野イン・佐藤孝明(産業技術総合研究所・ティッシュエンジニアリング研究センター、東京大学大学院・理学系研究科、日本学術振興会・特別研究員)
    5. 温冷感に及ぼす香りの効果
      庄司 健・田口澄恵・寺嶋有史((株)資生堂・製品開発本部)
    6. α波の周期リズム測定によるボディソープの香りの気分評価
      小川葉月・土屋ゆかり・鈴木幸一・吉田倫幸(ライオン株式会社・研究技術本部・調香技術センター、広島国際大学・人間環境学部・感性情報学科)
    7. 嗅覚障害者におけるニオイについての意識調査
      篠 美紀・渋谷恵夏・鈴木恵美子・鎌数清朗・奥野敬一郎・朝比奈紀彦・洲崎春海(昭和大学・医学部・耳鼻咽喉科学教室)
    8. 香り認知の比較文化的検討(1)〜親近性との関係〜
      忍田晶子・引地 聰・Pamela Dalton(花王株式会社・香料開発研究所、モネル化学感覚センター)
  • シンポジウム2|「塩受容研究の新しい動向」(4題)
    オーガナイザー:岡田幸雄(長崎大学大学院医歯薬学総合研究科)・宮本武典(日本女子大学理学部)

    1. 塩味受容の初期過程:陽イオン応答に対する陰イオンの修飾作用
      北田泰之(岩手医科大学・歯学部・口腔生理学講座)
    2. 神経切断後の塩味情報システム再形成過程
      安松啓子・勝川秀夫・重村憲徳・吉田竜介・ニノ宮裕三(九大院・歯・口腔機能、生研機構、朝日大・歯・口腔生理)
    3. 脳におけるナトリウム受容機構
      稲永清敏(九州歯科大学・歯学部)
    4. 副甲状腺におけるCa感知
      岡田幸雄・Imendra K.G.・宮崎敏博・佛坂斉祉・藤山理恵・Zeredo J. L.・宮本武典・戸田一雄(長崎大学・大学院・医歯薬学総合研究科・生体情報科学、長崎大学・大学院・医歯薬学総合研究科・顎口腔細胞生物学、長崎大学・大学院・医歯薬学総合研究科・顎顔面病態矯正学、日本女子大学・理学部・物質生物科学科)
  • シンポジウム3|「ケミカルコミュニケーションの世界」(4題)
    オーガナイザー:柏柳誠(北海道大学大学院薬学研究科)

    1. 嗅覚系を介した警報シグナルの伝達
      菊水健史・清川泰史・森 裕司(東京大学・大学院農学生命科学研究科・獣医動物行動学研究室)
    2. フェロモン受容体の進化的多様性
      山岸公子(東京都医学研究機構・東京都臨床医学総合研究所・超微形態研究部)
    3. 副嗅球におけるフェロモンの情報処理機構
      谷口睦男・椛秀人(高知医科大学・神経統御学講座・統合生理学教室(旧第一生理)
    4. 性経験が引き起こすフェロモン感受性の増強とフェロモン活性の増加
      柏柳誠(北海道大学・大学院薬学研究科)
  • ワークショップ2|「味と食の最前線」(8題)
    オーガナイザー:志村 剛(大阪大学大学院人間科学研究科)・近藤高史(味の素(株)ライフサイエンス研究所)

    1. 脂肪認識における脂肪酸トランスポータの機能の解析
      相馬顕子・松本晋也・林由佳子・森友彦(京都大学大学院・農学研究科)
    2. ラット味蕾における代謝型グルタミン酸受容体2/3の発現
      豊野孝・片岡真司・瀬田祐司・豊島邦昭(九州歯科大学・口腔解剖学第二講座)
    3. 味受容体ファミリーTlRsとgustducinの有郭乳頭および茸状乳頭における発現様式の比較
      日下部裕子・金 美令・三浦裕仁・進藤洋一郎・岡野正代・ニノ宮裕三・日野明寛((独)食品総合研究所・味覚機能、生研機構、アサヒビール株式会社・未来技術研究所、九州大学歯学研究院・口腔機能)
    4. Tlr3受容体欠損マウスの味応答
      ニノ宮裕三・Sami Damak・安松啓子・重村憲徳・Robert F. Margolskee(九州大学・院歯・口腔機能、マウントシナイ医科大学・生理・生物物理)
    5. 匂いとその記憶による食欲変動—クロキンバエをモデルにして
      瀬戸 篤・中村恭子・西村知良・長尾隆司・保 智己・山岡亮平・尾崎まみこ(京都工芸繊維大学・繊維学部応用生物学科、金沢工業大学・工学部・人間情報工学科、奈良女子大学・理学部・生物科学科)
    6. 乳児期の鰹だし風味経験が成長後の嗜好性に及ぼす影響 山田章津子・川崎寛也・伏木亨(京都大学大学院・農学研究科・食品生物科学専攻・栄養化学分野)
    7. 味覚嫌悪学習想起時におけるラット橋結合腕傍核ニューロンの活動
      時田賢一・志村剛・山本隆(阪大院・人間科学・行動生理)
    8. ラット大脳皮質味覚野におけるNaCl応答の光学測定一ビククリン投与の影響
      横田たつ子・白水敬昌・平場勝成(愛知学院大学歯学部・生理学講座、愛知学院大学・歯学部・第二口腔外科)
  • ポスターセッション|味関係81題、匂関係47題、計128題
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