概要
- 会期:2002年10月1日(火)〜3日(木)
- 会場:鹿児島市民文化ホール・(味と匂のセミナー)鹿児島市民文化ホール第2ホール
- 大会長:清原 貞夫(鹿児島大学理学部生命化学科)
- 懇親会:鹿児島サンロイヤルホテル
プログラム
- 招待講演
座長:長井孝紀(慶応大学医学部)、The Origin of the Sense of Taste: from single cells to taste buds. Thomas E. Finger (Rocky Mountain Taste and Smell Center, University of Colorado Health Sciences Center, Denver Colorado, U.S.A.) - 高砂研究奨励賞受賞者講演(2題)
- 味覚受容から摂取行動制御まで
硲哲崇(朝日大学歯学部口腔生理学講座) - においの学習のシナプス・分子機構に関する研究
奥谷文乃(高知医科大学第一生理学講座)
- 味覚受容から摂取行動制御まで
- キリン賞研究奨励賞受賞者講演(1題)|副嗅球におけるシナプス可塑性
黄光哲・椛秀人(高知医科大学第一生理学講座) - シンポジウム1|Chemoreception in Aquatic Animals「水棲動物の化学受容」(4題)
オーガナイザー:鈴木教世(北海道大学大学院理学研究科)・丸井隆之(奥羽大学歯学部)・川村軍蔵(鹿児島大学水産学部)- Evidence for the Nitric Oxide Pathway in Squid Olfactory Receptor Neurons. Mary T. Lucero (University of Utah)
- Odorant-induced Olfactory Receptor Neural Oscillations and Their Effects on the Processing of Odor Information in the Channel Catfish. John Caprio (Louisiana State University)
- Glutamatergic Signaling in the Zebrafish Olfactory Bulb. William C. Michel (University of Utah)
- An Overview of Salmon Homing Migration-from molecules to behavior. Hiroshi Ueda (Hokkaido University))
- シンポジウム2|Approaches in the Study on Development and Maturation of the Gustatory System「味覚系の発生と成熟過程解明への最近のアプローチ」(4題)
オーガナイザー:豊島邦昭(九州歯科大学)・原田秀逸(鹿児島大学歯学部)- Development and Plasticity of the Gustatory Terminal Fields in the Rat Nucleus of the Solitary Tract. David L. Hill (University of Virginia)
- Early Inductive Interactions in Taste Bud Development. Linda Barlow (University of Colorado)
- Notch signaling genes expression in developing taste papilla and taste bud. Yuji Seta(Kyushu Dental College)
- Immunohistochemistry of Developing Rodent Taste Receptors. Satoshi Wakisaka (Osaka University))
- シンポジウム3|「嗅覚障害・味覚障害の診断と治療」(4題)
オーガナイザー:阪上雅史(兵庫医科大学)・池田稔(日本大学医学部)- 嗅覚障害の診断一現状と展望
三輪高喜(金沢大学大学院医学系研究科) - 嗅覚障害の治療—内視鏡下鼻副鼻腔手術とステロイド局所注入療法
深澤啓二郎(兵庫医科大学耳鼻咽喉科) - 味覚障害の診断—自覚的味覚検査の現状と他覚的味覚検査の今後
井之口 昭(佐賀医科大学耳鼻咽喉科) - 味覚障害の治療一日常臨床ではどう対応しているか
愛場庸雅(大阪市立総合医療センター)
- 嗅覚障害の診断一現状と展望
- ワークショップ1|「味と匂いの研究の新機軸を目指して」
オーガナイザー:花井一光(京都府立医科大学)・嶋田一郎(東北大学大学院生命科学研究科) - パート1|「味と匂いの研究に数理的手法のパワーを」(4題)
- 嗅受容器電流オシレーションのコンピューターシミュレーション
鈴木教世・高畑雅一・佐藤幸治(北海道大学大学院・理学研究科・生物科学専攻・行動知能学講座、Dept. Fish., Wildlife & Conserv. Biol., Univ. Minnesota) - ショウジョウバエ学習・記憶突然変異体を用いた摂食行動のフラクタル解析小金澤雅渚・早川美徳・嶋田一郎(東北大・院生命科学・生命機能科学、東北大・院理・物理)
- ヒドラグルタチオン行動応答の多変量時系列解析
花井一光(京都府立医科大学・医学部・医学科・物理学教室) - 味覚弁別GO/NOGOタスク管理とスパイク測定のためのソフト開発
中村民生・小川尚(熊本大学・医学部・生理学第二)
- 嗅受容器電流オシレーションのコンピューターシミュレーション
- パート2|味・食、新手法など(4題)
- シープ微小電極を用いた単一味神経線維からの長期記録の試み
島谷祐一・Stefan A. Nikles・Khali Najafi・Robert M. Bradley(東京女子医科大学・医学部・第一生理学、University of Michigan Electrical Engineering and Computer Science, University of Michigan Biologic and Materials Sciences) - DNAマイクロアレイを用いた味受容関連遺伝子の網羅的探索
進藤洋一郎・日下部裕子・金 美令・橋本リカ・田上みつほ・加藤ひろみ・三浦裕仁・日野明寛(アサヒビール株式会社・未来技術研究所、独立行政法人・食品総合研究所、生研機構) - 味覚センサと高速液体クロマトグラフィーを用いた苦味物質の定量化及び苦味抑制効果の検出 高松竜二・有田慎一・都甲 潔・竹口 寛(九州大学・大学院・システム情報科学研究科・電子デバイス工学専攻、株式会社シーエーシーズ)
- 「鰹だし」は執着を起こさせる調味料である
川崎寛也・山田章津子・布施領太・伏木亨(京都大学大学院・農学研究科・食品生物科学専攻・栄養化学分野)
- シープ微小電極を用いた単一味神経線維からの長期記録の試み
- ワークショップ2|「匂いの神経行動学一基礎から応用」(8題)
オーガナイザー:高見 茂(杏林大学)・奥谷文乃(高知医科大学)- 嗅粘膜における神経栄養因子受容体の分布に関する三重ラベルレーザ走査顕微鏡法による解析
高見茂・長谷川瑠美・西山文朗(杏林大学・保健学部・解剖学教室) - 副嗅球—鋤鼻共培養系におけるチロシン水酸化酵素含有ニューロンの特異的な分化誘導
村本和世・長田俊哉・根岸—加藤みどり・守屋敬子・黒田洋一郎・椛 秀人・市川眞澄(高知医科大学・第一生理学、東京工業大学・分子生命科学、都神経研・発生形態、都神経研・分子神経生物、CREST) - 雌マウス鋤鼻器官の性フェロモン感受性の性周期に伴う変化
畑中恒夫(千葉大学・教育学部・理科教育・生物) - ワモンゴキブリ雄の触角葉の匂い刺激に対する時空間的応答特性
藍浩之・西川道子・伊東綱男・横張文男(福岡大学・理学部・地球圏科学科・生物学分野) - Functional MRIを用いたラット脳ニオイ応答部位の解析
近藤高史・山田朱織・塩田清二・鳥居邦夫(味の素株式会社・ライフサイエンス研究所、昭和大学・医学部・第一解剖学教室) - メントールは嗅覚によって上気道で最初に検知される
永田久徳・Pamela Dalton・Paul A. S. Breslin・Nadine Doolittle(日本たばこ産業株式会社・たばこ中央研究所、Monell Chemical Senses Center) - 嗅覚刺激に対する脳内酸化ヘモグロビン量の変化
原田博文・田中雅博・加藤寿彦・毛利毅・力丸文秀(福岡大学・医学部・耳鼻咽喉科) - タンパク質共役受容体の長さ分析による匂い受容体の構造特性
大瀧丈二・山本晴彦・Stuart Firestein(神奈川大学・理学部・生物科学科、コロンビア大学生物科学部)
- 嗅粘膜における神経栄養因子受容体の分布に関する三重ラベルレーザ走査顕微鏡法による解析
- ポスターセッション|味関係77題、匂関係53題、計130題