大会情報2002年度日本味と匂学会第36回大会

概要

「2002年日本味と匂学会第36回大会 プログラム・予稿集」

  • 会期:2002年10月1日(火)〜3日(木)
  • 会場:鹿児島市民文化ホール・(味と匂のセミナー)鹿児島市民文化ホール第2ホール
  • 大会長:清原 貞夫(鹿児島大学理学部生命化学科)
  • 懇親会:鹿児島サンロイヤルホテル

プログラム

  • 招待講演
    座長:長井孝紀(慶応大学医学部)、The Origin of the Sense of Taste: from single cells to taste buds. Thomas E. Finger (Rocky Mountain Taste and Smell Center, University of Colorado Health Sciences Center, Denver Colorado, U.S.A.)
  • 高砂研究奨励賞受賞者講演(2題)
    1. 味覚受容から摂取行動制御まで
      硲哲崇(朝日大学歯学部口腔生理学講座)
    2. においの学習のシナプス・分子機構に関する研究
      奥谷文乃(高知医科大学第一生理学講座)
  • キリン賞研究奨励賞受賞者講演(1題)|副嗅球におけるシナプス可塑性
    黄光哲・椛秀人(高知医科大学第一生理学講座)
  • シンポジウム1|Chemoreception in Aquatic Animals「水棲動物の化学受容」(4題)
    オーガナイザー:鈴木教世(北海道大学大学院理学研究科)・丸井隆之(奥羽大学歯学部)・川村軍蔵(鹿児島大学水産学部)

    1. Evidence for the Nitric Oxide Pathway in Squid Olfactory Receptor Neurons. Mary T. Lucero (University of Utah)
    2. Odorant-induced Olfactory Receptor Neural Oscillations and Their Effects on the Processing of Odor Information in the Channel Catfish. John Caprio (Louisiana State University)
    3. Glutamatergic Signaling in the Zebrafish Olfactory Bulb. William C. Michel (University of Utah)
    4. An Overview of Salmon Homing Migration-from molecules to behavior. Hiroshi Ueda (Hokkaido University))
  • シンポジウム2|Approaches in the Study on Development and Maturation of the Gustatory System「味覚系の発生と成熟過程解明への最近のアプローチ」(4題)
    オーガナイザー:豊島邦昭(九州歯科大学)・原田秀逸(鹿児島大学歯学部)

    1. Development and Plasticity of the Gustatory Terminal Fields in the Rat Nucleus of the Solitary Tract. David L. Hill (University of Virginia)
    2. Early Inductive Interactions in Taste Bud Development. Linda Barlow (University of Colorado)
    3. Notch signaling genes expression in developing taste papilla and taste bud. Yuji Seta(Kyushu Dental College)
    4. Immunohistochemistry of Developing Rodent Taste Receptors. Satoshi Wakisaka (Osaka University))
  • シンポジウム3|「嗅覚障害・味覚障害の診断と治療」(4題)
    オーガナイザー:阪上雅史(兵庫医科大学)・池田稔(日本大学医学部)

    1. 嗅覚障害の診断一現状と展望
      三輪高喜(金沢大学大学院医学系研究科)
    2. 嗅覚障害の治療—内視鏡下鼻副鼻腔手術とステロイド局所注入療法
      深澤啓二郎(兵庫医科大学耳鼻咽喉科)
    3. 味覚障害の診断—自覚的味覚検査の現状と他覚的味覚検査の今後
      井之口 昭(佐賀医科大学耳鼻咽喉科)
    4. 味覚障害の治療一日常臨床ではどう対応しているか
      愛場庸雅(大阪市立総合医療センター)
  • ワークショップ1|「味と匂いの研究の新機軸を目指して」
    オーガナイザー:花井一光(京都府立医科大学)・嶋田一郎(東北大学大学院生命科学研究科)
  • パート1|「味と匂いの研究に数理的手法のパワーを」(4題)
    1. 嗅受容器電流オシレーションのコンピューターシミュレーション
      鈴木教世・高畑雅一・佐藤幸治(北海道大学大学院・理学研究科・生物科学専攻・行動知能学講座、Dept. Fish., Wildlife & Conserv. Biol., Univ. Minnesota)
    2. ショウジョウバエ学習・記憶突然変異体を用いた摂食行動のフラクタル解析小金澤雅渚・早川美徳・嶋田一郎(東北大・院生命科学・生命機能科学、東北大・院理・物理)
    3. ヒドラグルタチオン行動応答の多変量時系列解析
      花井一光(京都府立医科大学・医学部・医学科・物理学教室)
    4. 味覚弁別GO/NOGOタスク管理とスパイク測定のためのソフト開発
      中村民生・小川尚(熊本大学・医学部・生理学第二)
  • パート2|味・食、新手法など(4題)
    1. シープ微小電極を用いた単一味神経線維からの長期記録の試み
      島谷祐一・Stefan A. Nikles・Khali Najafi・Robert M. Bradley(東京女子医科大学・医学部・第一生理学、University of Michigan Electrical Engineering and Computer Science, University of Michigan Biologic and Materials Sciences)
    2. DNAマイクロアレイを用いた味受容関連遺伝子の網羅的探索
      進藤洋一郎・日下部裕子・金 美令・橋本リカ・田上みつほ・加藤ひろみ・三浦裕仁・日野明寛(アサヒビール株式会社・未来技術研究所、独立行政法人・食品総合研究所、生研機構)
    3. 味覚センサと高速液体クロマトグラフィーを用いた苦味物質の定量化及び苦味抑制効果の検出 高松竜二・有田慎一・都甲 潔・竹口 寛(九州大学・大学院・システム情報科学研究科・電子デバイス工学専攻、株式会社シーエーシーズ)
    4. 「鰹だし」は執着を起こさせる調味料である
      川崎寛也・山田章津子・布施領太・伏木亨(京都大学大学院・農学研究科・食品生物科学専攻・栄養化学分野)
  • ワークショップ2|「匂いの神経行動学一基礎から応用」(8題)
    オーガナイザー:高見 茂(杏林大学)・奥谷文乃(高知医科大学)

    1. 嗅粘膜における神経栄養因子受容体の分布に関する三重ラベルレーザ走査顕微鏡法による解析
      高見茂・長谷川瑠美・西山文朗(杏林大学・保健学部・解剖学教室)
    2. 副嗅球—鋤鼻共培養系におけるチロシン水酸化酵素含有ニューロンの特異的な分化誘導
      村本和世・長田俊哉・根岸—加藤みどり・守屋敬子・黒田洋一郎・椛 秀人・市川眞澄(高知医科大学・第一生理学、東京工業大学・分子生命科学、都神経研・発生形態、都神経研・分子神経生物、CREST)
    3. 雌マウス鋤鼻器官の性フェロモン感受性の性周期に伴う変化
      畑中恒夫(千葉大学・教育学部・理科教育・生物)
    4. ワモンゴキブリ雄の触角葉の匂い刺激に対する時空間的応答特性
      藍浩之・西川道子・伊東綱男・横張文男(福岡大学・理学部・地球圏科学科・生物学分野)
    5. Functional MRIを用いたラット脳ニオイ応答部位の解析
      近藤高史・山田朱織・塩田清二・鳥居邦夫(味の素株式会社・ライフサイエンス研究所、昭和大学・医学部・第一解剖学教室)
    6. メントールは嗅覚によって上気道で最初に検知される
      永田久徳・Pamela Dalton・Paul A. S. Breslin・Nadine Doolittle(日本たばこ産業株式会社・たばこ中央研究所、Monell Chemical Senses Center)
    7. 嗅覚刺激に対する脳内酸化ヘモグロビン量の変化
      原田博文・田中雅博・加藤寿彦・毛利毅・力丸文秀(福岡大学・医学部・耳鼻咽喉科)
    8. タンパク質共役受容体の長さ分析による匂い受容体の構造特性
      大瀧丈二・山本晴彦・Stuart Firestein(神奈川大学・理学部・生物科学科、コロンビア大学生物科学部)
  • ポスターセッション|味関係77題、匂関係53題、計130題
PAGETOP