大会情報1996年第度30回味と匂のシンポジウム

概要

「第30回 味と匂のシンポジウム
(1996年日本味と匂学会大会)プログラム・予稿集」

  • 会期:1996年10月29日(火)〜31日(木)
  • 会場:KKRホテル大阪・(味と匂のセミナー会場)KKRホテル大阪 白鳥
  • 大会長:山本 隆(大阪大学人間科学部行動生理学)
  • 懇親会:KKRホテル大阪 銀河

プログラム

  • 特別企画1|「映像で見る味と匂の研究」(12題)
    司会:外池光雄(電子総合研究所LERC大阪)・杉本久美子(東京医科歯科大学歯学部)

    1. 昆虫を使った味覚受容の研究
      尾崎まみこ(大阪大・理・生物)
    2. 蛍光色素を用いた細胞内イオン濃度の足底
      中村整、西田宣輝(電気通信大・電子物性、情報ネットワーク)
    3. パッチクランプ法による味細胞の電気的応答の記録
      藤山理恵、宮本武典、岡田幸雄、佐藤俊英(長崎大・歯・口腔生理)
    4. 吸引電極法によるカエル舌咽神経の味覚応答記録:単一神経繊維からの応答
      北田泰之(岡山大・歯・口腔生理)
    5. 鼓索神経活動と唾液分泌の慢性的記録法
      松尾龍二(大阪大・歯・口腔生理)
    6. 急性実験によるラット大脳皮質味覚野の研究法
      小川尚(熊本大・医・第二生理)
    7. 自由行動ラットからの中枢神経味応答記録法
      八十島安伸、志村剛、山本隆(大阪大・人間科学・行動生理)
    8. マウスの匂い学習記憶の研究法
      椛秀人、大迫洋次、大塚智子、井之上尚文、大須賀しのぶ、川崎志真、山下薫、臼井真理子(鹿児島大・農・家畜生理)
    9. 人間における嗅覚・味覚の研究法
      斉藤幸子(生命工学工業技術研究所・人間情報)
    10. ラットはどのように必須栄養素リジンの欠乏を知り適応するか
      鳥居邦夫、近藤高史、田淵英一、森将人、小野武年(新技術事業団創造科学推進事業・鳥居食情報調節プロジェクト、味の素(株)・中央研、富山医薬大・医・第二生理)
    11. 味覚の官能評価
      山口静子、上田玲子、鈴木正人(味の素(株)・食品総合研)
    12. 呼吸性嗅覚障害の診断と治療
      大山勝(鹿児島大・医・耳鼻咽喉)
  • 記念企画|「師弟が語る味と匂研究の過去・現在・未来」(8題)
    司会:栗原堅三(北海道大学薬学部)・佐藤俊英(長崎大学歯学部)

    1. 河村洋二郎(甲子園大学学長)—山本隆(大阪大学人間科学部)
    2. 佐藤昌康(ブレインサイエンス振興財団理事長)—小川尚(熊本大学医学部)
    3. 森田弘道(九州大学名誉教授)—尾崎まみこ(大阪大学理学部)
    4. 藤巻正生(東京大学名誉教授)—荒井綜一(東京大学農学部前教授)
    5. 山西 貞(お茶の水女子大学名誉教授)—小林彰夫(お茶の水女子大学生活科学部)
    6. 船越正也(朝日大学学長)—丸井隆之(奥羽大学歯学部)
    7. 上田一夫(共立女子大学家政学部教授)—長井孝紀(帝京大学医学部)
    8. 渋谷達明(嗅覚味覚研究所所長)—神崎亮平(筑波大学生物科学系)
  • 高砂賞受賞者講演(2題)
    1. 脊椎動物味細胞の塩味刺激変換機構の解析
      宮本武典(長崎大・歯・口腔生理)
    2. 光学的計測法による昆虫嗅覚神経系の情報処理機構の研究
      井濃内順(蚕糸・昆虫農業技術研究所・神経生理)
  • キリン賞受賞論文|誘発磁場計測によるヒト大脳皮質味覚野の測定
    小早川達、斉藤幸子、綾部早穂、小川尚、遠藤博史、山口佳子、武田常広、熊谷徹(生命工学工業技術研、筑波大学・心理、熊本大・医・生理)
  • 外国人招待講演1題|Development of the Gustatory System: What We Have Learned from Early Environmental Manipulations. 
    司会:長井孝紀(帝京大学医学部)、序言:山田妙子(日本女子大学家政学部)David L. Hill (Department of Psychology, University of Virginia, U.S.A.)
  • 特別企画2|「味と匂の最新研究とそのゆくえ」(7題)
    司会:鈴木教世(北海道大学大学院理学研究科)・鳥居邦夫(味の素(株)中央研究所)

    1. 生理心理の立場から
      綾部早穂(生命工学工業技術研、筑波大)
    2. 臨床の立場から
      古田茂(鹿児島大・医・耳鼻咽喉)
    3. 食品・栄養学の立場から:油を含む食品は何故美味しいのか
      伏木亨、河田照雄、福渡 努(京都大・農・食品工学)
    4. センサー開発の立場から
      都甲潔(九州大・大学院・システム情報科学)
    5. 味覚受容機構研究の立場から
      宮本武典(長崎大・歯・口腔生理)
    6. 嗅覚受容機構研究の立場から
      柏柳誠(北海道大・薬)
    7. 遺伝学的研究手法を用いた研究の立場から
      二ノ宮裕三(朝日大・歯・口腔生理)
  • ポスターセッション|味関係60題、匂関係45題、計105題
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