学会のあゆみ

概要

日本味と匂学会(The Japanese Association for the Study of Taste and Smell;JASTS)は、1967年、河村洋二郎教授(大阪大学歯学部口腔生理学教室)の呼びかけで始まった「味と匂のシンポジウム」を前身として、1991年に設立されました。広汎な視点からの味と匂に関する研究を標榜し、“味覚・嗅覚”ではなく、“味と匂”学会と命名されました。現在は、主に国内の大学・研究所・企業・病院などに所属する味・匂の研究者約600名で構成・運営されています。設立以来、年1回の学術大会開催、年2回の学会誌発行、また2021年からは海外一流研究者による公開ウェビナー開催をしてきました。顕彰事業や“若手の会”など、特に若手研究者の育成にも積極的に取り組んでいます。
JASTSは、米国のAChemS(Association for Chemoreception Sciences)及び欧州のECRO(European Chemoreception Research Organization)と連携しています。これまで合同国際シンポジウム(味覚嗅覚国際シンポジウムISOT(International Symposium for Olfaction and Taste)を3回(1993年・札幌、2004年・京都、2016年・横浜)、分担開催してきました。
2026年にはシンポジウム時代から数えて、実に第60回目の学術大会を迎えます。日本の味と匂の研究をリードすべく、過去に学びながらこれからも着実にあゆんでまいります。

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