趣旨
うま味研究会は、基本味である“うま味”の科学的研究に対して助成を行っており、特に若手研究者の支援をしたいと考えております。
研究分野
下記の分野で募集いたします。ご応募の際には、いずれかをお選びください。
- 「うま味に関する基礎研究」(生理学、分子生物学、神経科学など)
- 「うま味に関する応用研究」(栄養学、食品科学など)
- テーマ特定助成1テーマ:「うま味物質の減塩への貢献の本質に関する科学的研究」
- テーマ特定助成2テーマ:「ヒトの母乳には他の動物より遊離グルタミン酸が多く含まれることの意義の解明に寄与する研究」
「テーマ特定助成1」について
うま味物質の減塩への貢献については、これまで複数の官能評価研究が実施され、うま味物質が減塩食の嗜好性を高める事が報告されており、このうま味物質の効果を客観的に説明するため、官能評価のみに頼らない新たな切り口のエビデンスが求められております。
「テーマ特定助成2」について
ヒト母乳は他の動物より遊離グルタミン酸濃度が高いこと、ヒトのうま味受容体は他の動物と異なりグルタミン酸に特異性が高いことから、ヒト乳児の栄養摂取・発達に遊離グルタミン酸が何らかの意義を有する可能性が考えられ、また、ヒト母乳中のグルタミン酸濃度が高いこととうま味受容体の分子進化との関連性が示唆されますが、現在ほとんど未解明です。
詳しくはうま味研究会ホームページ内詳細をご覧ください。
研究の対象
下記2つの条件を備えた研究
- 研究テーマが、基本味である“うま味”または“うま味物質”に関するもの。
- 研究の視点、方法が独創的なものであり、その成果が「うま味の本質」、「おいしさや健康におけるうま味または、うま味物質の役割」、「うま味物質が引き出す生体調節機能」という課題に対し新しい科学的知見を加え、食に関する学際的研究の発展に貢献することが期待できるもの。
研究期間
2021年1月1日から2年間。
採択件数と助成額
採択件数は合計5件程度を予定しております。一件あたり総額100万円程度を基準としますが、最終的には研究の具体的内容、規模等に応じて決定します。
応募資格
日本国内の大学・大学院大学あるいはそれと同等の研究機関に所属する研究者。学部生・大学院生の場合には事前に指導教員と事務局に相談の上、指導教員の名前も併記頂きご応募ください。
応募方法
うま味研究会ホームページ(URL:https://www.srut.org/subsidize/saboutline/)をご覧ください。
締め切り:2020年10月31日(土)正午 必着(〆切、応募内容等は予告なく変更になる場合がございます。ご了承ください。)
お問合せ先
うま味研究会事務局
〒104-0032 東京都中央区八丁堀3丁目11番8号 ニチト八丁堀ビル3階
Tel:03-5244-9466
Fax:03-3551-4371
E-mail:umami@srut.org
URL:https://www.srut.org/