三島海雲記念財団は、カルピス創業者である三島海雲が、私財を投じて1962 年(昭和37 年)に設立
した学術研究助成財団です。その目的は、自然科学、人文科学に関する教育、研究を援助奨励する
と共に、その成果の普及を図り、学術文化の向上、国民生活の充実に寄与することにあります。
そこで2025 年から、新たに「特定研究助成金」事業を立ち上げ、｢食の未来と人間社会｣を特定
研究課題に指定し、“食”の視点から持続可能な未来社会に貢献することを目的とした、人文社会科
学と自然科学の文理協働による優れた研究の助成を開始しました。
2026 年度特定研究助成金
≪｢食の未来と人間社会｣特定研究助成の趣意≫
日本は人口減少社会に入りつつある一方で、世界の人口は増え続け、食糧需要は拡大しています。さらに、気候変動や緊張する国際情勢は食糧の確保をより難しくしつつあり、食糧安全保障の視点が重視されるようになりました。
そこで、本特定研究助成では、SDGsの各項目に幅広く関連する「食」の問題を取り上げ、未来の食を支えるさまざまな食糧生産技術や食糧確保のための手段、生産・流通・消費・廃棄に関わる新しい持続可能なフードシステム、またそれらの社会的・文化的・倫理的な意義に関わる研究で、未来の食と人間社会はどのような方向を目指して行くのかを示すことのできる文理協働の学術研究を助成します。現在の課題解決に限らず、「未来」のあり方を示唆する研究を期待します。
ホームページURL
特定研究助成金 https://www.mishima-kaiun.or.jp/specific_research/
お問い合わせ先
公益財団法人三島海雲記念財団 事務局
〒150-0012 東京都渋谷区広尾１－６－１０ ジラッファビル
TEL：03-5422-9898 E-mail：mishimak15＠mishima-kaiun.or.jp
